2025年1月15日

主が喜んでおられる

先の主日はルカ10:21-24の御言葉を分かち合いました。特に、「そのとき、イエスは聖霊によって喜びにあふれて言われた(21節)」との書き出しに注目しました。

こんな風に、イエス様が喜びを爆発させておられる様子を記しているのは、ほとんどここだけかもしれないからです。

「喜びにあふれて」とある動詞は、新約聖書で11回だけ用いられ、イエス様が主語であるのはここだけです。

他にはどこで用いられているか、一番印象的なのはⅠペトロ1:6、8です。「それゆえ、あなたがたは心から喜んでいるのです。・・・あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ち溢れています。」

「心から喜んでいる」、また「すばらしい喜びに満ち溢れている」という風に訳されているところです。

そんな風にイエス様が喜んでおられる。何を喜んでおられるのでしょうか?それは、弟子たちが神の国のおとずれを見ていることです。神の救いに入れられて、神の国のメンバーとされて、その名が命の書に書き記されていることです。

そのことを、弟子たち自身が喜ぶ以上に、喜んでいてくださいます。

イエス様は、私たちの魂の値打ちを、私たち以上に見積もっていてくださいます。この私が救われるために、この名が天に記されるために、ご自身の命をささげてくださったほどに、私の救いはイエス様にとって喜びなのです。

私たちも、自分に与えられた救いの値打ちを正しく知って、「心から喜ぶ」ことをしたいと願います。


共に祈りましょう。

主よ、私の名が天に記されていることを感謝します。あなたにこれほど喜んでいただけるとは、私とは何者でしょう。人間とは何者でしょう。私たち自身が、自分の存在を喜び、キリストにある救いを喜び知ることができますように。

茅ヶ崎にあるプロテスタントのキリスト教会、日本キリスト改革派湘南恩寵教会の坂井孝宏牧師による、「日々の祈り」の配信を行っています。毎朝、聖書の言葉に導かれ、祈りを共に致します。
茅ヶ崎、藤沢、平塚の教会。茅ヶ崎駅に一番近いプロテスタント教会、湘南恩寵教会です。朝礼拝ではローマ書の連続講解説教。夕礼拝(夕拝、夜の礼拝)では、初心者の方や、中高生の学びを意識して、「使徒信条」に沿って、聖書のおはなしをしています。入門者歓迎。

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