茅ヶ崎、藤沢、平塚の教会。茅ヶ崎駅に一番近いプロテスタント教会、湘南恩寵教会です。朝礼拝ではローマ書の連続講解説教。夕礼拝(夕拝、夜の礼拝)では、初心者の方や、中高生の学びを意識して、「使徒信条」に沿って、聖書のおはなしをしています。入門者歓迎。

「日々の祈り」

毎週火曜日から金曜日、希望者に配信されている「日々の祈り」のメールです。過去の配信は、ブログにまとめられています(約10年分)。

2023年3月15日

詩編71篇に心合わせて


詩編の祈りに心を合わせてシリーズにお付き合いいただいてきましたが、今日で最後です。最後は詩編71篇です。

この詩編にも大変印象深い祈りの言葉があります。こういう言葉です、「老いの日にも見放さず、わたしに力が尽きても捨て去らないでください(詩編71:9)」。あるいはこんな風にも言われます。「わたしが老いて白髪になっても、神よ、どうか捨て去らないでください(詩編71:18)」。

なんかさみしい感じがしますね。

実は私は今年で48歳になるのですが、正直言ってまだあまり「老い」ということを自覚したことはありません。私の周囲ではだんだんみんな老眼になったりしているのですが、幸いまだそれもありませんので、調子に乗って若ぶっていたりするのですが、そうやって「老い」に抗っていることそれ自体が、もうおじさんの証拠かもしれませんが・・・。

皆さんはいかがでしょうか。老いていく自分と向き合わざるを得ないという方にとっては、切ない響きを持つ祈りの言葉かもしれません。

ただこの詩編71篇というのは、全体としてはそういうさみしい感じではなくて、神を信頼して人生を積み重ねてきた人の堂々たる信仰告白であり、感謝の歌です。

「老いの日にも見捨てないでください」と願うのは、必ず見捨てられることはないと信じているからです。私が老いて白髪になろうとも、神が必ず最後まで背負い通してくださると、深く信頼しているからです。

そういう確信に生きることができるというのは、とても幸いなことではないでしょうか。


共に祈りましょう。

主よ、あなたはわたしの希望。主よ、わたしは若いときからあなたに依り頼み、母の胎にあるときから、あなたに依りすがって来ました。・・わたしは常にあなたを賛美します。・・あなたはわたしの避けどころ、わたしの砦。わたしの口は賛美に満ち、絶えることなくあなたの輝きをたたえます。老いの日にも見放さず、わたしに力が尽きても捨て去らないでください。(詩編71:4-9)


※明日明後日は、所用のために配信をお休みしますのでご容赦ください。


茅ヶ崎にあるプロテスタントのキリスト教会、日本キリスト改革派湘南恩寵教会の坂井孝宏牧師による、「日々の祈り」の配信を行っています。毎朝、聖書の言葉に導かれ、祈りを共に致します。